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2016年3月5日土曜日

太陽光発電出力測定検査

みなさん、こんにちは。アシストのrossiです。


今回は当社で太陽光発電を設置されたお客様へ行っている『出力測定検査』をご紹介します。


太陽光発電には
■出力保証20年(最近では25年というものもあります)
という、長期の保証期間が設けられておりますが、そもそもこの20年の保証ってどのようなケースで適用されるのかご存知無い方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

出力保証というものは、各メーカーが設定している規定値以下にパネルの出力が低下した際の保証で、もちろん出力低下したパネルを無償で交換できる保証なのですが、『じゃあ、どうやって出力を検査するの?』とお客様に良く聞かれます。

他社様の中には『メーカーに来て測定してもらう』とお伝えしている所もあるようですが、当然メーカーの方が来られる際は不具合があっても無くても出張費がかかります。

また、お客様自身が屋根に上ってパネル毎の出力を検査するなんて、ほぼ不可能ですよね。(もちろん、屋根に上って事故でもあったら大変ですので、絶対に上らないで下さいね)

当社は、専用の測定機器を使用して太陽光パネル設置時に『I-V特性測定』を行い、お客様のパネルの正常な電流と電圧を調べます。
その上で、後々の検査時に太陽光パネルの電流・電圧値を測定し、正常値と異なる波形を示した場合は、太陽光システム自体に不具合が出ている場合がある為、詳細な検査を行った上で太陽光パネル自体の出力が規定値より低下している場合は、無償で交換対象となります。

今回はその専用測定器を使用した検査作業の風景をご紹介致します。
※測定は先日、海陽町で行われた海部川フルマラソンを4時間以内で走りきった『ヨッセーさん』に行ってもらいました。余談ですが、徳島新聞の記事にも写真が掲載されました。また、彼は電気工事の資格の中でも難関であり、発電所の保安・維持管理に必要な『第三種電気主任技術者』の資格を有しています。頼りになる男です!


■屋外用のパワーコンディショナーは内蔵されている回路別ブレーカーの電流と電圧を測定します。
 
 
■屋内用のパワーコンディショナーは壁に取り付けている接続箱の中にある回路別ブレーカーの電流・電圧を測定します。肩に掛けているのが測定器です。
 
 
 
■産業用パワーコンディショナーの電流と電圧測定中です。足元に置いているのが測定器です。
 
 
 
■測定中の機器画面です。
 


 
 
■測定作業を終了し、測定器のデータをパソコンに移して、お客様へお渡しする書類を作成します。
 
測定結果報告書です。パネルの系統毎に色分けを行い、測定波形をグラフ表記し、お客様へお渡しします。こちらのお客様は、パナソニック244Wを24枚設置しており、6枚で1組4系統(6直列4回路)の回路を形成しています。
後々の点検時に、仮に緑色の系統の電圧のみ150V(正常値は300V前後)、または電流が2A(正常値は4.2A前後)に低下していたとしたら、この回路に不具合があるという事になります。
 
当社はこのようにお客様へ目に見える形で検査内容の報告書をお渡しし、無くさないように保管して頂き後々の点検時にお役に立てて頂いております。
 
太陽光発電システムを長期間に渡ってご使用頂けるよう、当社ではこのようなサービスも行っておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さいね。
 

 
 
 
 ☆ヨッセー氏が掲載された徳島新聞記事☆



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